ﾍﾀﾚちゃんの記録

｢剣士ﾎﾉ｣

ﾍﾀﾚちゃんとﾎﾉは家が近く、地区内で唯一の同級生。小学校からは元より中学校3年間、毎日一緒に登校し部活で汗を流し、また中学生から剣道を始めた仲間として、後輩が入ってからはﾚｷﾞｭﾗｰを争うﾗｲﾊﾞﾙとして切磋琢磨してきた仲。
最初に頭角を現したのはﾎﾉ。小柄な体格で素早く、鋭い出足からの出小手を修得。またその鋭い出足からの思いきりの良い飛び込み面は2年次の中体連で女子ﾁｰﾑを県大会に導く貴重な1本となりました。3年中心で挑んだＴ大会では山の雄Ｍ中の先鋒に2本勝ち。ﾁｰﾑの勝利に貢献しました。
先鋒はﾎﾉかｱｵか…
その重要な時期にﾎﾉをｱｸｼﾃﾞﾝﾄが襲います。
左足首の不調。足首がｸﾞﾗｸﾞﾗして定まらず、飛び込めなくなりました。
ﾎﾉに聞いたところ小学生時分から足首がﾌﾆｬﾌﾆｬしていたらしいのですが…
診察の結果は捻挫。というか、ずっと捻挫したような状態で動き回っていたとか…
足首にﾃｰﾋﾟﾝｸﾞをして試合に出場するも飛び込めず、踏ん張れず負ける状況が続き…
ｱｵにﾚｷﾞｭﾗｰを取られてしまいました。

ﾍﾀﾚちゃんの記録
次回｢ﾎﾉの意地｣