最期の団体戦2

2試合目が始まる数試合前に会場に戻ってきた5人。少しは体を動かしてきたんでしょうか?
相変わらず試合会場内でおしゃべりしたり、突っ立って試合を見ていたり。気合い入ってるのかな?
トーナメント反対側の山のKZ中が勝ち進み、次の試合に勝てば対戦します。
地区中体連のリベンジのチャンス。
順調に試合が進み、K中女子2試合目。
相手は隣県の準強豪チーム。前の試合を見る限り、勝てない相手ではありません。
試合開始!
先鋒アオ、出足が良くありません。落ち着いているからではなく、気が入ってないような…決め手なく引き分けました。
次鋒カコ、得意の面を打ち込みますが鋭さがありません。打ち込んだ後の体勢が崩れる悪い癖が出ています。前がかりになったところで1本献上。慌てて攻めて更にもう1本献上…。
中堅モエゾウ、試合開始早々攻めますが間合いが近すぎたり遠かったり。
凌ぐのが精一杯の相手にバタバタ…バタバタ…。
ここで1本でも取れば何とかなる展開。何としても取れ!
の、願い虚しく引き分け…。
副将リコは実力はありますが、やはり1年生。守りに入った相手を捉えることが出来ずに引き分けました。
大将ミツに全てがかかりました。2本勝ちで代表戦。相手大将は中々の試合巧者。1本取られたら負けが決定するというプレッシャーからなのか慎重な試合運び。で、良いのか!?
取らなきゃ負けだぞ?
攻めて攻めて攻めまくらなきゃ!
最期の最期までペースは変わらずでした。
ミツ引き分けで万事休す。

見ていたワタクシは、悔しさも悲しさもなく「あ~やっぱりね」という気持ちでした。。。
勝つ!勝ちたい!負けたくない!終わりたくない!という気持ちが見えなかった。
意地も見えなかった。焦りも見えなかった。
ただ目の前にある試合に臨み、まるで練習試合のように消化したようにしか見えませんでした。

最期の夏が終わりを告げました。