ヘタレちゃんの記録2

「悔し涙」

男子チームの応援団と化した女子チーム。
それでも土日も無く朝練・稽古に汗を流しておりました。
迎えた夏の地区大会。
初日女子個人戦
2回戦で全滅。次女は1回戦で負け。
意気消沈する女子を尻目に男子は圧倒的な強さで県大会出場を決めました。
道場へ帰り…K中女子の父兄さんであり、以前別の中学を全国優勝に導いたK先生から「悔しくないのか」と叱責。
夕方5時…K先生から稽古をして頂きました。
稽古の重点は只一点。
「気合の注入」
皆泣きながら、それでも大声を張り上げ、K先生に向かっていきました。

翌日女子団体戦。総当たりリーグ戦です。
次女、何日か前から左足を痛めていて始まる前にK先生からテーピングを施してもらいます。
男子個人戦に続き女子団体戦の開始※この年から2地区合同でチーム数増
一回戦は県大会出場有望N中。
次女は次鋒で登場。相手は小柄な1年生。
この頃は面しか技が無かった次女。相手の子は面抜き面を得意技にしています。次女との相性は最悪です。
とはいえ…いつもよりキレがないような…そうです。明らかに数日前に痛めた左足を庇っています。捕らえきれずに引き分け。
2回戦、次鋒には1年生が入っていました。
1回戦を見て続行不能とみた顧問F先生とコーチK先生に交代を告げられたそうです。
「出たいですお願いします代えないで下さい頑張ります」と懇願したようですが。
次女抜きのリーグ戦、まだ怖いもの知らずの1年生が入れ替わりながら活躍、あと1勝すれば3位で県大会出場が決まる最終戦。相手は県大会優勝さえ狙える実力校T中。
ここで次鋒に入ったのは、次女と一緒に始めた友人H。全力での攻防が繰り広げられて…
一本Hの鮮やかな面が決まりました
その1本を守りきり勝利。勝利数で並んでいたN中を勝者数で上回り、2年連続の県大会出場を決めたのでした。
閉会式後、皆が勝利に沸く中、次女は一人離れた場所に。
「なんでケガするのなんで足をケガしたの出たかったのになんで
早めにケアしなかった自分を責める大粒の涙が頬をつたいました。

捻挫 全治2週間。県大会出場も叶いませんでした。

不定期シリーズ次回「新チーム発足」