婆ちゃんへ

銀も金も玉も何せむに勝れる宝子に及かめやも

「しろかねも くがねも たまも なにせむに まされるたから こにしかめやも」

「銀も金も玉も、どうしてすぐれた宝である子供に及ぼうか、いや、及びはしない」

山上憶良

万葉集より

婆ちゃんが好きだった句だったと今日知りました。

5人の子を生み、育てた婆ちゃん。

貴女の育てた子は(少々クセがあるけど…笑)各々家庭を築き上げ、立派に生きています。

その子である孫の私たちも(各々に事情持ちだったりするけど)また(大きく)道を踏み外さず、きちんと生きています。

子は何物にも代え難い唯一無二の「宝」であること。
貴女の最後の教えを、私たちは必ず、次の世代に引き継いでいきます。

これからはあの世で、爺ちゃんと二人仲良く楽しく過ごして下さい。

そして見守っていて下さいね。

大好きな婆ちゃん…今まで有難うございました。